7月の誕生石その2・「スフェーン」について...

7月の誕生石その2・「スフェーン」について

今年は6月の終わり頃から暑さが本格的に始まり、早めの梅雨明けになりました。

7月に入りこれからさらに暑くなっていくので、水分補給や熱中症には気を付けて過ごしたいですね。

 

さて、これまで7月の誕生石と言えば「ルビー」だけでしたが、昨年新たに「スフェーン」が追加されました。

そこで、今回はスフェーンについてのお話ししたいと思います。

 

 目次

 1.スフェーンとは

 2.スフェーンの生い立ち

 3.スフェーンの産地

 4.スフェーンの硬度と性質

 5.スフェーンの石言葉

 

 

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1.スフェーンとは

 

緑色の中に少々オレンジ色が入る宝石

スフェーン(Natural Sphene gemstone)

 

スフェーンは鉱物名では「チタナイト」、和名では「くさび石」とも呼ばれ、「多色性」という性質によって緑色、あるいは黄色に輝く宝石です。

この「多色性」とは、見る角度や光の角度によって、石の色味が違って見える特徴の事を言います。

 

スフェーンは、鮮やかなライムグリーンと、温かみを感じるゴールデンイエローという2つの楽しみを味わうことが出来、独特の神秘的な魅力を持っています。

 

スフェーンに「クロム」という物質が混じると、緑色の光を発するようになります。

スフェーンの中でも、他の色味と区別するため、クロムが混じったものを「クロムスフェーン」という名で呼んだりします。

 

一方、先月ご紹介した6月の誕生石「アレキサンドライト」の場合には、スフェーンのような「多色性」とは違い、「変色性」「変色効果」という性質を持っています。

この「変色性」とは、光源の種類によって、色が変化する性質です。

 

スフェーン➡多色性➡見る角度、光の角度によって色々な色味が出てくる

アレキサンドライト➡変色性➡光源の種類によって色味が変化する

 

「多色性」と「変色性」ちょっと紛らわしく混同されがちなので、ここではあえて、アレキサンドライトの「変色性」のことにも、ちょっと触れてみました。

 

アレキサンドライトについて詳しくはこちら

 

話しをスフェーンに戻しますと、

スフェーンは光の「分散率」がダイヤモンドよりも高く、「屈折率」もダイヤモンドやスファレライトに次ぐ高さのため、宝石から放たれる「ファイア」という虹色の光が、他の宝石よりも強いことが特徴です。

 

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2.スフェーンの生い立ち

 

緑のカットされた宝石

宝石としてのスフェーンの歴史はまだそれほど長くはありませんが、1982年に国際鉱物協会が鉱物名を「チタナイト」に統一するという出来事がありました。

 

しかし、それまで使われてきた「スフェーン」という名前が市場では馴染んでいたため、現在でもスフェーンの名称が一般的となっています。

 

また和名の「くさび石」という名前は、結晶の形が楔(くさび)に似ていることからそう呼ばれるようになりました。

ちなみにですが、スフェーンという名の語源は、「くさび」をギリシャ語でSphenos(スフェノス)と呼ぶことから、この名前が付いたと言われています。

 

まだ発見されてから日の浅い、新しい宝石、スフェーンですが、人を惹きつける華やかな輝きはダイヤモンド以上のものがあり、角度によって違った色を見せてくれるなど、他では見られない個性を持っています。

 

まだまだ、このスフェーンをご存じでない方も多いかもしれませんが、ひとたび見れば、この宝石の美しさに魅了され、さらに、さらに人気の宝石となっていく事と思います。

 

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3.スフェーンの産地

 

緑の宝石の原石

スフェーンの原石(sphene)

 

スフェーンの産地としては、パキスタン・ブラジル・マダガスカル・ミャンマー・スリランカ・ロシア・スイス・カナダ・アメリカなどがあります。

 

その中でも、パキスタン・マダガスカル・ミャンマー・ロシアは質の良いスフェーンが採れることで知られています。

 

しかし、それでも大粒のスフェーンが採れる機会はかなり少ないため、希少価値が高い宝石となっています。

 

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4.スフェーンの硬度と性質

 

スフェーンのモース硬度はおよそ5~5.5で、ナイフが触れると傷が付くと言われており、宝石としては柔らかい部類に入ります。

 

スフェーンは水分に弱いため流水に浸けたりはせず、柔らかい布などを使い、強く擦らずに優しくしっかりと、汚れを拭き取るようにしてください。

 

そのほか、紫外線に長時間当たったりすると色落ちする原因にもなってしまうため、保管の際には直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。

 

またスフェーンは衝撃に弱い性質であるため、超音波洗浄機に入れると欠けてしまう恐れがあるため、使用しない様にしましょう。

 

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5.スフェーンの石言葉

 

スフェーンには「永久不変」「純粋」「幸運」といった石言葉が込められています。

結婚してからも二人で共に変わらず、いつまでも仲睦まじくありたいと思われる方にとって、スフェーンは心強い味方になってくれる宝石です。

 

結婚指輪をオーダーメイドされる際には、シークレットストーンとして裏側にスフェーンを石留めしてもカッコいいかもしれませんね。

 

 

 

***他の誕生石については下記をご覧ください***

 

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