５月の誕生石【エメラルド】について
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目次 １．エメラルドとは ２．エメラルドの歴史 ４．エメラルドの産地 |
５月に入り、私たちの東京江戸川区小岩のアトリエ前の並木道は、春風と共に、緑がすがすがしくて、「五月晴れ」ってやっぱり良いなと感じています。
さて今回は、そんな緑の色味、５月の誕生石のエメラルドについてのお話をしたいと思います。
１．エメラルドとは
５月の誕生石・エメラルドのベビーリング
エメラルドは世界四大宝石の一つに数えられる、有名な宝石の一つです。
和名で「翠玉（すいぎょく）」や「緑玉（りょくぎょく）」、とも呼ばれる深い緑色が美しい宝石で、ルビーやサファイアと同じくらい、価値のある宝石として扱われています。
エメラルドは「ベリル」という名の鉱物の一種で、同じベリルのグループに属している、「アクアマリン」や「モルガナイト」とは、親戚のような関係です。
またベリルのグループに入っている宝石の中でも、エメラルドは産出量が少ないので、それだけ価値が高い宝石と言えます。
２．エメラルドの歴史
エメラルドの歴史は古く、紀元前頃の古代エジプトから確認できます。
世界三大美女の一人であり、エジプトのプトレマイオス朝における、最後のファラオでもあった「クレオパトラ」は、エメラルドを好んでよく身に着けていたそうです。
ジュエリーとしてはもちろんですが、粉末状にしてお化粧のためのパウダーとしても、使用していたと言われています。
このように日常的にエメラルドを使っていたので、エメラルドを採掘するための、「クレオパトラ鉱山」という名前を付けた鉱山を所有していたそうです。
３．エメラルドの硬度と性質
エメラルドのモース硬度は7.5～8になります。
宝石の中では、それなりの硬さがある石です。
ただしエメラルドは衝撃には弱く、また内部にヒビや傷などの、内包物（インクルージョン）が多く見られることも特徴です。
こういったインクルージョンを少なくし、エメラルド本来の美しさを引き出すために、オイルや樹脂などに浸透させたり、加熱処理などを行って内部の傷を補修することを、「エンハンスメント」と呼びます。
エンハンスメントは、人で言うとお化粧のような物だと思ってください。
多くのエメラルドには、このエンハンスメントが施されているため、超音波による洗浄を行ったり、温かいお湯に浸してしまうと、中に染み込んでいるオイルが抜けてしまい、美しさが損なわれる原因になってしまうため、取り扱いには注意が必要です。
食器洗いなどの家事の際や、入浴の際には必ず外す様にしましょう。
４．エメラルドの産地
エメラルドの主な産地としては、コロンビア・ザンビア・ブラジル・パキスタン・マダガスカル・ジンバブエ、などが挙げられます。
産地によってエメラルドの特徴もそれぞれ違ってきます。
● コロンビア産のエメラルドは、一番質も良く、
特に深い緑色の輝きを放つエメラルドが採れることで有名です。
世界で採掘されるエメラルドの半分以上は、このコロンビアで採掘されています。
原石が六方柱の形をしていることから、「エメラルドカット」と呼ばれる形状にカットされます。
● ザンビア産のエメラルドは、コロンビア産とは違い、
青みがかった緑色のものが多く、全体的に色合いも均一であり、原石の形状も丸いものが多いため、エメラルドカットではなく「オーバルカット」という、楕円の形にカッティングされる場合が多いそうです。
５．エメラルドの石言葉
エメラルドには「幸運」「幸福」「希望」、といった石言葉が込められているそうです。
5月生まれの方だけでなく、ご結婚を控えたお二人にも、ぴったりの宝石ですね。
結婚指輪や婚約指輪をオーダーメイドする時に、指輪の外側や内側にエメラルドを入れて、未来への希望を込めてみるのも素敵ではないでしょうか？
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