3月の誕生石その2・【アイオライト】について
先日新たに追加された、3月の誕生石の一つ「アイオライト」。
お店によっては時々見かける宝石で、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回はアイオライトの魅力や性質についてお話してみたいと思います。
目次 1.アイオライトとは |
1.アイオライトとは
アイオライトは和名で「菫青石(きんせいせき)」と呼ばれる、透明感のある深い青紫色の宝石です。
アイオライトはサファイアに近い色合いのため、「ウォーターサファイア」とも呼ばれることもありますが、サファイアとの違いは「多色性」という特徴がより強く出ていることです。
「多色性」とは宝石を見る角度によって、違った色を見ることが出来る宝石特有の性質のことで、アイオライトは特にこの多色性が強い宝石となっています。
それなのでアイオライトは、アングルによって青や紫・グレーなどの色に変化する楽しみを味わうことが出来ます。
ちなみに「アイオライト」という名前は通名で、鉱物名としては「コーディエライト」というのが正式な名前です。
この名前は18~19世紀頃のフランスの地質学者である「ルイ・コルディエ」という人物の名前に由来しているそうです。
また「アイオライト」という名前については、古代ギリシャ語で菫(すみれ)という意味の「ion(イオン)」と、宝石という意味の「lithos(リトス)」という二つの単語を掛け合わせたことに由来しているそうです。
かつてアイオライトは、中世の頃に活躍していたヴァイキングたちが、船旅の際にアイオライトを羅針盤の代わりに使って方角を決め、またお守りとしても重用していたそうです。
このようにアイオライトは、古くから人々の間で慕われ、生活においても頼りにされていた宝石でした。
2.アイオライトの産地
アイオライトの産地には、インド・スリランカ・ブラジル・マダガスカル・ミャンマー・タンザニア・カナダがあります。
その中でも、インド・スリランカ・マダガスカル・ミャンマーが主産国となっています。
特にスリランカのアイオライトは、青色や無色の物がよく採掘されており、アイオライトの中でも希少価値が高い物が多いです。
またインドはアイオライトの産出量が多く、スリランカ産より大きいサイズのものがよく産出されます。
3.アイオライトの硬度と取り扱いの注意
アイオライトのモース硬度は7~7.5
水晶やトルマリンとほぼ同じで、鉄やガラスに傷をつけることが出来る程です。
宝石としてはそれなりの硬さを持っていると言えます。
また取り扱う注意点として、アイオライトは靭性(宝石の割れやすさ)があまり高くなく、衝撃に弱い宝石です。
それなので洗浄する際は超音波洗浄といったものは使わず、歯ブラシなどを使い、石鹸とぬるま湯で優しく洗うことが大切です。
4.アイオライトの石言葉
アイオライトの石言葉には、「道を示す」「誠実」「徳望」「貞操」といったものがあります。
人生で迷った時に正しい道を教えてくれ、実直で周囲の人から自然と慕われるように応援してくれる宝石です。
道を間違えずに、自分にとって一番良い方向に自信を持って歩んで行きたいとお考えの方に、アイオライトは強い味方になってくれるでしょう。
***他の誕生石については下記をご覧ください***
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