12月の誕生石・その2・【ターコイズ】について
12月に入り少しずつ寒さも増して、今年も残りわずかという季節に入りました。
さて今回は12月の誕生石の一つ、「ターコイズ」についてお話したいと思います。
目次 1.ターコイズとは 4.ターコイズの産地 |
1.ターコイズとは
ターコイズは通称「トルコ石」とも呼ばれている、不透明の美しい水色をした宝石です。
宝石の中でも古くから存在していたものの一つで、古代エジプトや中国などで指輪やネックレスといったジュエリーの素材として使われてきました。
またインディアンジュエリーにもよく使われ、どこかネイティブな雰囲気を感じさせる宝石として知られています。
インディアン達の間でも、空の色に似ていることから空の神が宿る石として、神聖なものとして扱われており、お守りや儀式に使われる宝石として古くから知られています。
また採掘される国によってそれぞれに独特の色や模様などが出るため、同じターコイズでも全く違った雰囲気を楽しむことが出来ます。
2.ターコイズの由来と歴史
トルコ石という名前で呼ばれることから「トルコが産地の宝石なのかな?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はターコイズはトルコでは採掘されません。
ターコイズがトルコ石と呼ばれるようになったきっかけは諸説ありますが、その中でも有名なのは、13世紀頃にターコイズがヨーロッパ地方に持ち込まれた際に、持ってきた商人がトルコ人であったことから、「トルコ人の宝石→トルコ石」と勘違いされてそう呼ばれる様になったという説が有力視されている様です。
またトルコ石をフランス語で読むと「pierre turquoise(ピエール・テュルコワーズ)」という言葉になり、後半部分のテュルコワーズがターコイズという読みに変化してこの宝石の名前になったそうです。
3.ターコイズの硬度と性質
ターコイズのモース硬度はおよそ5~6と言われており、ナイフで傷が付くか付かないかぐらいの硬度です。
またターコイズは「多孔質」といって小さな穴がたくさん開いている宝石であるため、汗・油・化粧水などの影響を受けやすい性質を持っています。
これらに触れることでターコイズに染み込んでしまい、変色してしまう原因にもなるため、手洗いなどの際にも必ず外すようにしましょう。
そのほかにも、ターコイズは熱や直射日光などの紫外線にも弱く、変色やヒビが入る恐れがあるため、保管の際に日が当たるような場所やエアコンの近くなどは、なるべく避けるようにした方が良いです。
また衝撃に弱い一面も持っているため、どこかに強くぶつけることはもちろん、超音波洗浄にかけることもひび割れの原因となってしまいますので、要注意です。
このようにターコイズは柔らかく、繊細の部類に入る宝石ということになりますので、取り扱いには充分に注意が必要です。
4.ターコイズの産地
ターコイズは、アメリカ・中国・イランで主に採取されます。
その中でもイラン産のターコイズは良質なことで有名で古代から産出し続けており、美しいスカイブルーの色を持ち、耐久性にも優れていることで有名です。
アメリカ産のターコイズはイラン産に比べると耐久性が若干落ちてはしまいますが、「スパイダーウェブ」と呼ばれる蜘蛛の巣を思わせる独特の模様が入っていることが特徴的です。
中国のターコイズは、アメリカ産と同じく耐久性は低いですが、水色というよりも薄い緑色に近い色合いをしています。
このようにターコイズは、採掘される国によって違った特徴があるため、購入の際にはどの国が産地となっているかに注目することも大切です。
5.ターコイズの石言葉
ターコイズの石言葉は「成功」「健康」「繁栄」といったものがあります。
これからお二人で歩んで行く人生が明るく、健やかなものであって欲しいとお考えの方にとても相性の良い宝石と言えるのではないでしょうか。
日本では、タンザナイト、ターコイズ(トルコ石)、ラピスラズリの3つの宝石が、それぞれ12月の誕生石と言われています。
12月生まれで、結婚指輪をオーダーメイドしたいとお考えの方は、タンザナイトやラピスラズリだけではなく、ターコイズを結婚指輪の裏側に留めることも、考えてみてはいかがでしょうか。
***他の誕生石については下記をご覧ください***
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