【結婚指輪】コロッラ(花冠)のオーダーメイド制作事例
オーダーメイド内容 ・セミオーダーメイド ・結婚指輪:「コロッラNo.1」 ・素材:男性 Pt900(プラチナ900) ・宝石:トパーズ |
横浜からわざわざいらして下さったお客様の結婚指輪オーダーメイド事例のご紹介です。
以前、St.Maria(サンタマリア)のインスタグラムで「花冠のコロッラ」の指輪をご覧になられていて、いざ結婚指輪を購入しようと思った時、そう言えば「コロッラ」と言う指輪が可愛かったなぁと、思い出してアトリエにいらして下さいました。
女性が選ばれたのは「コロッラNo.1」のピンクゴールド(K18PG)。
彼から贈られた婚約指輪がピンクゴールドだったので、その地金に合わせ、重ねづけしても良いようにと、同じピンクゴールドでご注文頂きました。
「コロッラ」のピンクゴールドは、St.Maria(サンタマリア)のアトリエでも人気のデザインです。
出来上がった結婚指輪と婚約指輪を重ねづけしてみるとぴったりで、可愛らしい雰囲気、とっても良くお似合いになっていらっしゃいました。
また男性も女性と同じく「コロッラNo.1」を選ばれましたが、表面のテクスチャーとして、シルクラインを入れたいとのご要望をお持ちでした。
「シルクラインを入れる為には地金を削っていきますので、お花の模様が所どころ無くなってしまいますが・・・」
「少し無くなった方が、お花が目立たなくなって男性でも着けやすくなって良いです」
とお客様と会話をしたのを覚えています。
私自身、この「コロッラ」の表面に、シルクラインのようなテクスチャーを入れるのは初めての事でしたので、どのようになるのか、ちょっと不安にも思っていました。
お客様が思われている、「シルクラインの分量」と「お花が少し削れた感じの分量」。
その微妙な仕上がり具合のニュアンスを、出来る限りお客様のイメージに沿って作りたいと思い、シルクラインを入れながら、ご注文時のお客様の言葉を、何度も繰り返し思い出しながら加工しました。
そしてご納品時、お客様に「あっ~こんな仕上がり具合にしたいと思っていました~」とのご感想を頂くことが出来ました。
こういう微妙なニュアンスは、やはり実際に加工していくクラフトマンとお客様との会話の中にのみ、答えがあるように感じます。
お客様のご要望は、お一組お一組、様々ですが、それぞれの方にご満足いただけるよう、たくさんの技術と言う引き出しをご用意していきたいと思っています。
どうぞ末永いお幸せをお祈りしております。