【婚約指輪】Trifoglio biancoのオーダーメイド
オーダメイド内容 婚約指輪:「Trifoglio bianco(トリフォーリオ・ビアンコ)」 テクスチャー:ミルグレイン 宝石:ダイヤモンド 刻印:レーザー刻印 |
以前St.Maria(サンタマリア)でご注文頂いたお客様からのご紹介で、私たちのアトリエにいらして下さったお二人。
今回は、そんなお二人の婚約指輪のオーダーメイド事例のご紹介です。
アトリエでは、まずいつものように沢山のサンプルリングをご試着頂きました。
サンプルリングはオープントレイに入っていますので、自由にお客様の手に取って頂けるのですが、女性のお客様が手に取られていたデザインは、どれもシンプルというより凝ったデザインの指輪だったのが印象的でした。
デザイン名で言うと「Petaio(ペターロ)」や「Torifo lio bianco(トリフォーリオ・ビアンコ)」のような指輪です。
■「Torifo lio bianco(トリフォーリオ・ビアンコ)」詳しくはこちら
どれにしようかと色々と迷われていらっしゃいましたが、お客様が最終的に選ばれたのは「Trifoglio bianco(トリフォーリオ・ビアンコ)」でした。
素材は「婚約指輪といえばやっぱりプラチナかな~」とPT900(プラチナ900)でお作りする事になりました。
そして、次にダイヤモンドを数ピースご覧いただきながらダイヤモンドのご説明をさせて頂き、その中でお客様が選ばれたのは、0.204ct(0.204キャラット)、カラーはG、クラリティはVVS2、カットは3EXのH&Cというランクの物でした。
この3EXとは「トリプルエクセレント」の略です。
「トリプルエクセレント」とは、カットの最高位である「総合評価のエクセレント」と、さらに「ポリッシュ」「シンメトリー」の2つもエクセレントであると言う意味で、「3つのエクセレント」=「トリプルエクセレント」と呼ばれています。
ダイヤモンドは、カットが精巧な程、輝きを増していきますので、カットの最高位である「エクセレント」より、「トリプルエクセレント」は、さらに優れた輝きを放つダイヤモンドになります。
また、H&Cとは「ハートアンドキューピット」の略です。
3EX(トリプルエクセレント)のダイヤモンドをルーペで見た時に、さらに精巧なカットだと、ダイヤモンドの裏面にハート、表面に矢の形を見ることが出来「ハートアンドキューピット」の評価がつきます。
もちろんダイヤモンドの鑑定書にも「H&C」の評価がしっかりと記載されます。
たとえ3EXのダイヤモンドだとしても、ハートや矢の模様が、一部薄くなっていたりする場合にはH&C(ハート&キューピット)の評価が下りない事もありますので、ダイヤモンドポリッシャー(=ダイヤモンドを研磨する職人)は、当然ここまでの精密さを目指して日々頑張っています。
そんなお話もお客様にしながら専用のルーペでご覧頂きました。
そしてそのダイヤモンドは、シロツメクサをモチーフにデザインしたリング中央に石留めしました。
また中央のダイヤモンドの両脇には、それぞれ3ピースずつのメレーダイヤモンドを、ミルグレインという粒が連なるような技法で石留めしています。
シロツメグサの清楚な可愛いらしさとアンティーク調の雰囲気でまとめた「Trifoglio bianco(トリフォーリオ・ビアンコ)」は、サンタマリアで人気のデザインです。
またリング内側にはレーザー刻印で、お二人のイニシャルと肉球のイラストで刻印をお入れしました。
ご納品の際には「理想通りで、可愛くて満足しました」とおっしゃって頂くことが出来ました。
一生お使いになられる大切なご結婚指輪、お気に召して頂けて何よりでした。