女性が憧れているハート＆キューピットのダイヤモンド
婚約指輪を購入しようと思った時、ダイヤモンドはどのようなランクの物を用意すれば良いのか、ダイヤモンド選びが初めての方なら、どなたでも迷いますよね。
ジュエリーショップなどで話しを聞いたりする中で、もしかしたら「このダイヤモンドはハート＆キューピットです」と言う言葉を聞く事もあるかもしれません。（海外では「ハートアンドアロー（H&A)」と呼ぶこともあります。）
このハート＆キューピットとは、品質の良いダイヤモンドが持っている特徴の一つでもあり、ダイヤモンドに詳しい女性にとっては、憧れのランクでもあります。
以前「ダイヤモンドのCUTについて」のページでもハート＆キューピットについて少しだけ触れましたが、今回はこのハート＆キューピットのみに焦点を絞り詳しくお話したいと思います。
|
目次 |
１．ハート＆キューピットとは
まず初めに、ハート＆キューピットとは、ダイヤモンドの内部に入った光の反射によって起こる、矢の形とハートの形を見ることが出来る現象のことを指します。
専用スコープで見ると、こんなふうにハート＆キューピットだと、矢とハートが現れます
鑑定書の右端ページがハート＆キューピットの場合にのみ付いてくる部分
ジュエリーショップや鑑定書などでは、ハート＆キューピットを「H&C」と表記されたりします。
H&C（ハート＆キューピット）は、左右対称(シンメトリー)の形でなければ見ることが出来ない現象なので、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドでのみ見ることが出来ます。
ダイヤモンドのカットで一番多い（よく見かけるダイヤ）、ラウンドブリリアントカット
ブリリアントカットにカットされたダイヤモンド
ローズカットやテーブルカット等々と言ったカットには見る事が出来ません。
こちらがローズカット
こちらのカットは、テーブルカット
ダイヤモンドのCUT評価の中にある３つの項目が最高評価のEXCELLENTである時に、このH&C（ハート＆キューピット）が見られることが多いため、品質の高いダイヤモンドの証明としても扱われています。
CUTの三つの項目というのは以下になります。
赤矢印部分が三つの項目
・プロポーション＝ダイヤモンドの形の総合評価
・ポリッシュ＝ダイヤモンドの表面研磨状態
・シンメトリー＝ダイヤモンドの対称性
これらすべてが最高評価のEXCELLENTである状態は、３EX(トリプルエクセレント)」と呼ばれています。
カットはダイヤモンドを作る過程で唯一、人の手が入る部分であるため、カット加工を行う職人によってカットの美しさが変わってきます。
そしてカットの水準が高いダイヤモンドを専用のジェムスコープで覗くと、上部(テーブル)にはキューピットの矢の模様が円形に８つ並んでいるのが見える場合があります。
こちらがハート＆キューピット専用のジェムスコープ
下部(パビリオン)から覗くとハートが８つ並んでおり、これらの形や並び方が均一であるほど、綺麗なH&C(ハートアンドキューピット)だと言われています。
ただし、３EX(トリプルエクセレント)でなければ、H&C(ハートアンドキューピット)の模様が見られないというわけではありません。
H&C（ハート＆キューピット）は、プロポーションとシンメトリーがある程度高い水準にあると見られる場合もあるため、3EX（トリプルエクセレント）だからと言って必ずH&C（ハート＆キューピット）になるとは限りません。
またカットの評価が高くても、インクルージョン(内包物)が多いと光の反射に影響が出るため、ハート＆キューピットが見られない場合もあります。
そのため、綺麗に整ったハート＆キューピットは高品質のダイヤモンドでなければ見られないということで知られています。
２．ハート＆キューピットの希少価値
ハート＆キューピットは、その独特で整った模様であることからダイヤモンドの価値をより高くする要素の一つです。
カットとしての最高評価はトリプルエクセレントですが、その上で、ハート＆キューピットも見られる状態だと、より希少価値の高いダイヤとして扱われる傾向にあります。
ジュエリーショップなどで見られる表記としては、「３EX H&C」という略称で書かれていることが多いでしょう。
ダイヤモンドが入っているソーティング袋の場合には、赤印のあたりに記載
基本的に婚約指輪にふさわしいダイヤモンドとして販売されているカットのランクは、「3EX」「EX H&C」「３EX H&C」というのが主になっています。
そして、その中で婚約指輪用のダイヤモンドを購入されるお客様のおよそ半数以上の方が「３EX H&C」をお選びにはなっています。
また、ダイヤモンドのランクに詳しい女性、ダイヤモンドが大好きという女性たちの中には「ハート＆キューピット」に憧れている方も多くいらっしゃいます。
それなので、最高ランクの物を贈りたいと言う男性、クオリティを重視する女性でしたら、「３EX H&C」がオススメではあります。
私たちSt.Maria(サンタマリア)でご用意している婚約指輪用のダイヤモンドも、「３EX(トリプルエクセレント)」や「３EX H&C(トリプルエクセレントハートアンドキューピット)」の最高品質のものを取り揃えております。
ダイヤモンドは、宝石の中で最も硬い宝石（硬度１０）ですので、次の世代に引き継ぐことも十分可能です。
ご予算を加味しながら、後悔のない納得できるダイヤモンドお選びをなさって下さい。
St.Mariaでは、お客様のご予算をお伺いしながら、婚約指輪のデザインと共に、ダイヤモンド選びのお手伝いをさせて頂いております。
どうぞお気軽にどのようなことでもお尋ねくださいね。
■婚約指輪・ダイヤモンドの選び方＊CARAT(キャラット)についてはこちら
■婚約指輪・ダイヤモンドの選び方＊CLARITY（クラリティ）についてはこちら
■婚約指輪・ダイヤモンドの選び方＊COLOR(カラー)についてはこちら
■婚約指輪・ダイヤモンドの選び方＊CUT(カット)についてはこちら
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
結婚指輪･婚約指輪･オーダーメイド
St.Maria（サンタマリア）
＊一組様ごとの予約制
＊専用駐車場有
＊ジュエリー全般制作可
東京都江戸川区北小岩８-11-11
OPEN：10：00～19：00 /火曜休
TEL: ０３－５８７６－７０３０
MAIL:お問い合わせはこちらから