金属アレルギーについて
結婚指輪や婚約指輪をご購入される際に、金属アレルギーについてお悩みになるお客様も中にはいらっしゃるかと思います。
指輪をしていて指が痒くなったり、皮膚が赤くなってしまう事態は誰しも避けたい事ですよね。
そんな方のために、今回は金属アレルギーが起きる原因や、対処法についてお伝えさせて頂きます。
目次 |
1.金属アレルギーが起こる理由
そもそもなぜ金属アレルギーが起こるのかというと、金属は直接肌に着けていると汗などが原因で、水分に溶け出してしまいます。
そして溶け出した金属が皮膚に含まれるタンパク質と結合し、それを異物と判断した免疫機能が、防御しようとするために、金属アレルギーが起きてしまいます。
それなので特に汗を多くかく夏は、金属アレルギーが起きやすい季節でもあります。
2.アレルギーの起きやすい金属・起きにくい金属
金属にも様々な種類がありますが、アレルギーを発症しやすい金属を挙げていくと、「水銀」「ニッケル」「錫(すず)」「クロム」「アルミニウム」といった金属があります。
その中でも水銀は最もアレルギー反応が起きやすい金属です。
ニッケルは貴金属に合金として使われている場合もあるため、購入前の結婚指輪や婚約指輪に使われていないか、確認が必要です。
では逆に、発症しにくい金属は何かと言うと、「プラチナ」「金」「銀」「ステンレス」「チタン」「タンタル」などが挙げられます。
結婚指輪や婚約指輪にも使われるプラチナは、主に「Pt900」と「Pt950」がありますが、よりアレルギーが起きにくいのはPt950です。
金の種類には、「イエローゴールド」「ピンクゴールド」「ホワイトゴールド」がありますが、特に18金イエローゴールドは比較的、金属アレルギーが出にくい傾向にあるようです。
3.金属アレルギーが不安な方は
もしも結婚指輪や婚約指輪をご購入される前の段階で、金属アレルギーがご心配でしたら、「パッチテスト」を受けておくのも良いと思います。
パッチテストとは、試薬を含ませた絆創膏を、背中などの皮膚に貼り、それによって皮膚に変化が起きないかを調べる検査です。
主に皮膚科で受けることが出来ますので、金属アレルギーに不安をお持ちの方は、受診されてみてはいかがでしょうか?
少々手間の掛かる事かもしれませんが、これから結婚指輪や婚約指輪をご購入される方々にとって、アレルギーを避けた金属の種類で、オーダーメイドする事が出来ます。
いつも指にはめておく結婚指輪ですので、安心してお使いいただけるのが一番ですね。
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