
結婚指輪は左手?右手? 右手に着ける海外の習慣
結婚指輪といえば、日本では左手の薬指に着けることが一般的ですが、海外では必ずしも同じではなく、右手の薬指に着ける国もあります。
今回は、結婚指輪を海外では、なぜ右手の薬指にはめるのが文化になっているのか、というお話をさせて頂きます。
目次 |
1.右手に結婚指輪を着ける国とその理由

こちらのカップルは右手に結婚指輪
右手薬指に結婚指輪を着ける国は世界的に見て欧米が多く、ドイツやオーストリア・ポーランド・スペイン・オランダ・デンマーク・ノルフェー・ブルガリア、その他にもロシアやウクライナといった国があります。
これには聖書からの影響があります。
聖書では右手は「正義」や「権力」を意味するものだとされており、それが「右手に結婚指輪を着けることは幸運の象徴」という考えに変化していったようです。
またその他にも、右手の薬指には「恋愛が上手くいきますように」という意味が込められているそうで、お二人の愛情がこれからも続くようにと願って、右手薬指にはめる様になったのではないかという説もあります。

こちらのカップルも右手薬指ですね・・・。
ただし同じ国の中でも、地域や宗派によっては右手に結婚指輪を着けないところもありますので、海外旅行時など、その国の人が、どの指に結婚指輪を身に着けているのか見てみるのも旅行の楽しみの一つになるかもしれませんね。
またドイツ・オーストリア・ポーランドなどでは、右手に結婚指輪を着けるのと同時に、左手薬指に婚約指輪を着ける習慣もあります。
その理由は古代ギリシャの時代に、左手の薬指には心臓と繋がった血管が通っていて、心に直接通じている愛の象徴の指なのだと信じられていたことが理由だそうです。
この左手に婚約指輪を着ける文化の影響を受け、日本では左手の薬指に結婚指輪を着ける習慣に変化し、広まっていったようです。

こちらは左手薬指に結婚指輪と婚約指輪の重ねづけ
また日本以外に結婚指輪を左手薬指にはめる国は、アメリカやイギリス・イタリア・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・ブラジルなどがあります。
世界的に見て、結婚指輪を左手と右手に着ける国の割合は、同じくらいなのかもしれませんね。
ちなみにブラジルなどでは、結婚前は右手に結婚指輪を着け、結婚後は左手に付け替えるという文化もあったりもします。

こちらのカップルも右手ですね・・・
2.日本での結婚指輪の着け方
先ほどお伝えした通り、日本では左手の薬指に結婚指輪を着けることが一般的です。

日本では一般的には結婚指輪も婚約指輪も左手薬指
ただし、絶対にそうでないといけないというルールはなく、左手の薬指以外だとおかしいというわけでもありません。
特に左利きの方は、日常動作や仕事の中で手を使う時に、左手薬指に指輪を着けていると邪魔になったりして、あえて右手に着けている方もいらっしゃいます。
日本では、結婚指輪と婚約指輪を左手薬指に重ね、重ねづけを楽しんでいる方も非常に多くなりましたが、こんなふうに国によっても結婚指輪を着ける指は違ったりします。
結婚指輪を作っているデザイナー&クラフトマンの個人的な気持ちとしては、あまり習慣にとらわれ過ぎず、各々のライフスタイルに合わせて、結婚指輪をどんどん楽しんで頂ければなぁと思ったりもします。
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