ラボグロウンダイヤモンドってご存じですか?
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皆さんは「ラボグロウンダイヤモンド」という物をご存知でしょうか。
婚約指輪などでダイヤモンドを買おうと思っている方のご参考までに、今回は、ラボグロウンダイヤモンドについての詳しいお話をさせて頂きます。
1.ラボグロウンダイヤモンドとは?
ラボグロウンダイヤモンドとは、一言でいうと「合成ダイヤモンド」のことです。
天然のダイヤモンドとは違います。
「ラボ」という名前の通りダイヤモンドの研究所で人工的に作られたダイヤモンドのことを指します。
成分的には天然のダイヤモンドと変わりません。
たとえば、化学組成・光の反射率・硬度などは天然のダイヤモンドと全く同等です。
ただし、天然ダイヤモンドは時間をかけて自然の中で作られているため、多少の不純物が含まれている場合がほとんどです。
一方ラボグロウンの場合は、整った環境で効率的に人工的に作られているため、不純物がほぼ含まれません。
そのため外観からは見分けがつきにくいこともあり、鑑定書を作った場合には、ラボで人工的に作られた旨が必ず明記されます。
2.ラボグロウンダイヤはどう作られているのか?
ラボグロウンダイヤモンドの作られ方は2種類あります。
● 一つ目は「HPHT(高温高圧合成法)」と言って、筒状の炭素に1200~2400ほどの高温と、55000~100000ほどの気圧を掛けることでダイヤモンドを作り出す方法です。
● 二つ目は「CVD(化学気相蒸着法)」といって、薄くスライスしたダイヤモンドを種として、それにメタンガスなどの気体に含まれている炭素を付着させ、成長させることでダイヤモンドの結晶を作るという方法があります。
CVD(化学気相蒸着法)はHPHT(高温高圧合成法)に比べると、小規模な設備で行うことが出来るため、ほとんどのラボグロウンダイヤモンドはCVDで製造されている様です。
3.天然ダイヤを買うか?合成ダイヤを買うか?
ダイヤモンドという宝石は、不純物が含まれることで色や輝きに影響を与えるため、ラボグロウンには無い独特の魅力が、天然のダイヤモンドにはあります。
● 資産的価値の高さからは、もちろん天然ダイヤモンドです。
● 価格重視と言う意味からは、ラボグロウンダイヤモンドです。
今後ラボグロウンダイヤモンドの需要が、どこまで伸びていくかは、誰にも分かりません。
基本的に、どちらが良いと思われるかは、購入される方の判断や価値観としか言いようがないように思えます。
4.合成石と人造石との違いについて
ラボグロウンダイヤモンドは「合成石」であるというお話をしました。
では「人造石」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
合成石と人造石、似たような言葉ですが、それぞれ違います。
前提として、合成石は「自然界にもあるものを人工的に作った宝石」です。
一方、人造石は「自然界にないものを人工的につくった宝石」です。
人造石にあたる宝石には、ダイヤモンドによく似た宝石で「キュービックジルコニア」といった物があります。
合成石の中では「ジルコン」や「モアサナイト」といったダイヤモンドに酷似した宝石があります。
これらは成分や硬度はダイヤモンドと全く違うものですが、外見からは判別がしにくい宝石です。
5.ダイヤモンドを購入する時の注意点
上記でお話しした意味合いからも、ダイヤモンドを購入する場合には、必ず鑑定書の付いているものを購入するようにしてください。
鑑定機関では0.15ct以上の大きさから鑑定可能になっています。
6.St.Mariaのダイヤモンド
ラボグロウンダイヤモンドの需要が、今後どのようになっていくかは分かりませんが、現在の所、St.Mariaのダイヤモンドは、すべて「天然ダイヤモンド」をお取り扱いしています。
もちろん0.15ct以上のダイヤモンドにはすべて鑑定書をお付けしています。
また、St.Mariaのアトリエにお越し頂いた時には、ダイヤモンドの持つ魅力も、是非皆様にお伝えできれば良いなと思っています。
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