日本のクリスマス
St.Mariaがスタートしてから一年半が経ち、アトリエ二度目のクリスマスがやってきました。
去年はこちらで「ヤドリギ」についてお話しましたが、今年は日本のクリスマスについてお話してみたいと思います。
目次 |
1.日本のクリスマスっていつから?
クリスマスが初めて日本にやってきたのは16世紀の中頃、ちょうど戦国時代の真っ只中です。
フランシスコ・ザビエルと共に来日したイエズス会の宣教師、コスメ・デ・トーレス氏が日本人の信徒を呼び集め、現在の周防国山口(現在の山口県山口市)で降誕祭のミサを行ったことが始まりです。
これが日本で最初のクリスマスになりました。
しかしその後、1612年に江戸幕府から禁教令が出されてキリスト教を布教・信仰することが禁止され、その後しばらくはクリスマスという文化が広まることはありませんでした。
それから時は流れて明治時代に入り、政府によってキリスト教の規制が緩和され始め、1900年になって銀座の明治屋がクリスマスを謳い文句にした売り出しを始め、それを他の業者も取り入れるようになっていきました。
それからクリスマスの飾りつけや、サンタクロースの絵が載った広告が見られるようになり、クリスマスが一般に普及するきっかけになりました。
その後一旦は戦時中にクリスマスを含めた催しは自粛されましたが、終戦後またクリスマスは日本人の間で広がり、親しまれていきました。
このように日本のクリスマスは、意外に最近始まった文化だというのが分かって頂けたかと思います。
2.クリスマス・日本と海外の違い
日本でのクリスマスは「恋人と過ごすイベント」という側面が強いですが、海外では国によって少しだけ違う部分もありますが、「家族と過ごす一日」という意味合いが強い様です。
また子供たちに渡すクリスマスプレゼントの置き場所も、日本の場合は枕元が多いですが、海外ではクリスマスツリーの下に置くことが多い様です。
このほかにも色々な違いがあって、例えばアメリカの場合は11月から1月までクリスマスの飾りつけがしてあったり、クリスマスケーキではなくジンジャーブレッド(生姜入りのクッキー)が食べられています。
イギリスの場合は、クリスマスの時期になるとお店や交通機関といった公共施設が全面的に休業状態になり、家ではクリスマスプディングがケーキの代わりに食べられます。
このように国によって、クリスマスの過ごし方や食べ物に違った特徴がありますが、こうじゃないといけないという決まりがあるわけではありません。
自分にとって心から幸せだと思えるような、自分達らしいクリスマスをより楽しく過ごすことが出来る、そんなきっかけになれたらなぁと思います。
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