
私が結婚指輪「コロッラ」を作った理由
サンタマリアのデザイナー&クラフトマンの関美奈子です。
私たちのアトリエで人気の結婚指輪「Corolla(コロッラ)」。
コロッラとはイタリア語で「花冠」を意味します。
今回は、この花冠の「コロッラ」をデザインした理由をお話したいと思います。
目次 |
1.ブーケとコロッラ(花冠)
皆さんは、結婚式のとき何故お花を束ねたブーケを持つのかご存じでしょうか?
また男性の胸に何故お花が挿してあるかご存じですか?
これには、実は深い歴史があります。
さかのぼること中世ヨーロッパ、青年が彼女のもとに向かう道すがら、野に咲くお花を一輪ずつ摘みながら、彼女のもとへ向かい、彼女のもとにつく頃には、お花が大きな花束となり、その花束を渡して、彼女にプロポーズしたと言う言い伝えがあります。
そして、その花束を受け取った女性は、プロボーズをお受けしました、という意味を込めて、
花束の中から、一輪のお花を取り出し、青年の胸にそっと挿したと言われています。
これが結婚式で、新婦が持つブーケ、新郎が胸に挿すブートニアの元になったと言われています。
「ブーケ」とは、フランス語で「花束」と言う意味なのは、皆さんご存じかと思いますが・・・。
そしてその「ブーケ」よりも、もっと古い時代には、
新婦はたくさんのお花から「花冠」を作り、白いドレスを身にまとい、一生の約束を交わしました。
まるで、中世の映画のワンシーンに出てきそうな程、ロマンティックですよね。
そんなロマンティックなプロポーズの言い伝えから、イメージを膨らませデザイン&加工したのが「Corolla(コロッラ)」。
「コロッラ」はイタリア語なのですが、訳すと「花冠」と言う意味です。
結婚指輪や婚約指輪を専門に作っているジュエリーデザイナー&クラフトマンの私が、「コロッラ」はどうしても作りたいと思った理由が、これでよくお分かりいただけたのではないでしょうか?
※ちなみに中世の頃のブーケ・ブートニア・コロッラの花材は、ハーブ・ギンバイカ・オレンジの花などが人気でした。

ハーブの中でも代表的なカモミール

銀梅花(ギンバイカ)

オレンジ(みかん)の花
● ハーブは=魔除け、厄除け
● 白花は=純潔
● オレンジの花=子孫繁栄(実がなることから)
の意味があるそうです。
野に咲きそうな、優しげなお花ばかりですね。
2.サンタマリアの花冠「Corolla(コロッラ)」
St.Mariaのコロッラも、もちろん、そんな野に咲くお花・草原のお花のイメージで可憐な雰囲気で作っています。
細かい部分までじっくり見て頂けたらとっても嬉しいです。

Corolla No.1 ・一番シンプルなコロッラ

Corolla No.2 ・ ダイヤモンドの入ったタイプのコロッラ&シャープなコロッラ

Corolla No.3 ・ いくつかのコロッラの中で、一番大きいタイプ
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結婚指輪・婚約指輪・オーダーメイド
St.Maria(サンタマリア)
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