カラットとキャラットの違いを説明
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ここでは、「カラット」や「キャラット」の違いについて説明します。
「カラット」と「キャラット」、一見この二つの言葉は似ていますので、混同されがちですが、英語で書いたときのスペルも、意味も全く違ったものになります。
1.カラットとキャラットの違い
■カラットとは英語のスペルでは、「Karat」と書きます。
「Karat(カラット)」というのは、「金の純度」を表す単位です。
■キャラットとは英語のスペルでは、「Carat」と書きます。
「Carat(キャラット)」というのは、「宝石の重さ」を表す単位です。
2.カラットについて詳しく
上記の1.で、Karat(カラット)とは金の純度を表す単位であるとお話ししました。
それでは、金の純度とは何でしょう?
金の純度とは、「純金と合金の量に対する金の割合」の事を言います。
Karat(カラット)=「金の純度」=「純金と合金の量に対する金の割合」
例えば、10金で指輪を作ったとすると、その証として、指輪内側に「K10」の刻印を打ちます。
この「K10」のKの文字、実は「Karat(カラット)」を略し、頭文字をとって、「K」と入れています。
また、金の純度は、「24カラット(24Karat)」を最高値とし、24分率で表示されています。
それなので、純金は「24カラット(24Karat)」です。
皆さんがよく聞いたことがある「18金」の場合には、「18カラット(18Karat)」が正しい呼び方になり、「K18」と刻印されます。
これは「24分の18が金+他が合金」=「金が75%+合金が25%」含まれています、という証明になります。
各カラットは下記のような刻印で表され、金の純度を明記しています。
・24金=24カラット(24Karat)=K24と刻印=「金99.99%~100%」=純金
・22金=22カラット(22Karat)=K22と刻印=「金91.7%+合金8.3%」
・18金=18カラット(18Karat)=K18と刻印=「金75%+合金25%」
・14金=14カラット(14Karat)=K14と刻印=「金58.5%+合金41.5%」
・10金=10カラット(18Karat)=K10と刻印=「金42%+合金58%」
金の純度が高ければ、その分、高額で売買されますが、基本的にジュエリーに使われる貴金属は、強度を上げるために、他の金属と混ぜて合金にしている場合がほとんどです。
また、金の純度であるKarat(カラット)は、その価値が正しいものである証明として、リングやペンダントの裏側に刻印を入れる事になっています。
3.キャラットについて詳しく
上記1.で、「Carat(キャラット)」とは、宝石の重さを表す単位であるとお話ししました。
宝石業界では、「1キャラットのダイヤモンド」は「1ctのダイヤモンド」という風に書きます。
この「Carat(キャラット)」を略して、「ct」という形で、表されます。
ちなみに、1ct(キャラット)というのは0.2gの重さのことです。
宝石を評価する時、何ct(キャラット)の宝石なのか、という事も大切な評価基準の一つです。
「ct」の場合、指輪内側には「ct」のアルファベットは入れずに、その数字のみを入れているのが、一般的です。
4.カラットとキャラットの違いで思う事
「Karat(カラット)」と「Carat(キャラット)」、名前が似ています。
そして、どちらも単位を表すものではありますが、実はそれぞれ使われる状況も、意味も、英語のスペルも、全く違います。
実際には、「キャラット」の事を「カラット」と、書いてあるジュエリーのサイトも、非常に多く見受けられます。
日本語ならではの発音や、カタカナ表記の問題なのかもしれませんので、「キャラット」の事を「カラット」と書いてあっても、決して間違いとは、言い切れないかもしれません。
でも、「カラット」がどんなものであるのかを知っている私たちにとっては、少し疑問にも感じ、「カラット」と「キャラット」の違いについて書いてみました。
ちなみに私たちSt.Maria(サンタマリア)のサイトでは、「宝石の重さのCarat」の事は「キャラット」と表記しています。
***CARAT(キャラット)について、さらに詳しくは下記をご参照ください***
■婚約指輪・ダイヤモンドの選び方*CARAT(キャラット)について
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